(エイジオブルネサンス自戦記) 02/22/98 吹田市民会館 参加メンバー(阿部氏、木村氏、大森(軍曹)氏、高橋氏、ぺいるG氏、TTBの6人プレイ)
今日は、サクラ会のボードゲームコンベンションです。初めは戦国大名が立つと聞いていたので、それをやろうと勇躍、吹田市民会館に向かう。ところが、会場に着くとエイジオブルネサンスが3セットもあり、「ここはエイジかぁ」と変心。部屋のホワイトボードを無断で使用して、多人数長時間ゲームの進行に協力(するふりを)しながらエイジのプレイヤーを募る。このところ、上野弟氏が連戦連勝で、彼を倒そうという気運も高まり、あっという間に、つわものが7人。これは2卓目も立つのでは。と。本来、関西JAGAのぺいるGさん夫妻がチューテンやっているのを強引に引き込む。さらに、1890の主幹をすべきNik氏もこちらに寝返る(寝返り、裏切りはマルチゲームの基本ですね)などの結果、実に12人のメンバーを集めることができ、サクラ会でも1度も実現したことのない、エイジオブルネサンス2卓同時進行という壮挙(?)を成し遂げることができました。(^^;)このあおりで、鉄道ゲームが1856しか立たず、中尾さん、泉さんはともかくアトグさんに悪いことをしました。ルールに不慣れな人に対して、上野弟氏からインストしてもらっている間に、卓分けのくじを作成、(多分私はこのような一般のコンベンションでのエイジオブルネサンス卓分けくじ作成の草分け。ちょっと誇らしげ)厳正なる抽選と、その後の交渉の結果(交渉はマルチゲームの基本ですね)、今回は上野弟氏と別の卓になってしまい、前の借りを返すことはできなくなったが、彼はサクラ会の人であり、またプレイする機会もあるだろうということで、今日のところは勘弁してあげました。(^^;)本当は全然歯がたたない。(;_;)
最初に来たカードがパーパルデクレ。このゲームは最初に来たカードが重要だと前回書いたが、これではあまり参考にはならない。そしてこのメンバーは、ぺいるG氏を除き私と初めての相手、(というか通算TTBはこのゲームが3回目)。考えた末、日和って0$ビッド。結果は、阿部氏7$(ベニス)、大森氏5$(バルセロナ)、高橋氏(5$(ロンドン)、木村氏2$(パリ)、ぺいるG氏0$(ジェノア)、TTB0$(ハンブルグ)となった。0$がもう一人いて、ちょっとがっかりしたが、0$なので、ハンブルグは承知の上。後は何とかなるでしょう。(いいかげんですね(^^)
1ターン目にひいてきたカードがシビルウォー。えーい。どうせいちゅうんじゃ。ことここに至っては、前回発動した「3トークンマーチ作戦」(命名TTB)は今回、封印します。余談ながら、この作戦は、自戦記をアップしてから、オンライン及びオフラインを通じてたくさんのご意見、ご感想を頂戴しました。ありがとうございます。主な意見を拾ってみますと、「面白い作戦ですが実践向きではないですね」、「理論上考えることはできるが、実行に移す人がいるとは思わなかった」、「勝ち負けはどうあれウケはとれますね」、などでした。さて、訳のわからないことに思いをはせている私をよそに、各プレイヤーは順調に版図を拡大していきます。ベニスは例によって、東方に向かいます。ジェノアは、バルセロナとうまく交渉して、トークンのたくさん要る都市を一部譲り、文明の購入を抑えめにしたかわりに、比較的速く、地中海に進出します。(この作戦は大変参考になりました)、バルセロナは、例によって軽快なフットワークで都市を作っていきます。今回は、ジェノアの進出スピードが速かったので、都市数は抑えられましたが、第1エポックのリーダーカード5枚のうち4枚を引いてくるという強みで、文明で優位に立ちます。ロンドンは史実通り、いち速い外洋への進出目指して、進みます。ハンブルグの私は、定石である北方進出を、1ターン目にはやめておいて、パリの領内に侵入します。これは、最初の国境決めのときに、ロンドンとパリがあまり交渉を行っていなかったため、パリが西、南に動いたためです。パリは、このあと産業による勝利を目指して、ダマテン状態となります。このように、序盤は、各国の利害があまり衝突しないで、和気藹々とマップが埋まっていきます。(^^)
4ターンにゲームが動きます。まずハンブルグが十字軍により、東地中海の争いに割り込みます。そして、ロンドンが(T)外洋航海を購入、極東への進出を開始します。ハンブルグ(私)は、ここで手持ちのカードと相談のうえ、「マルチゲームたこ殴られ役育成作戦」(命名TTB)の発動を決意します。(全然懲りてませんね(^^;)。私の思った通り、他の諸侯は、ロンドンに追随すべく、エンリケ航海王子やイブン君などを出して、(T)外洋航海の購入を図ります。そこで、ハンブルグはパーパルデクレで探検の取得を禁じます。ロンドンを1人走らせるのです。こうして仮想敵を作っておいて、他国の目をそちらに向けておいて、ティンバーを集めておきます。さらに、「探検の取得を禁じたのは間違いであった。このままではロンドンの圧勝だ」などと勝手なことをほざきます。次のカードプレイで、「ここは責任上首位のロンドンを叩こう」と言いながら、極東のロンドン領にパイレーツバイキング、イギリス本国にブラックデス、そして、ウールとスパイスのカードを使い(今ならロンドンにはほとんど無価値)、自分はティンバーで暴利を貪ります。さらにコロンブスを殿堂に入れ自分一人だけ、(T)外洋航海、(U)新世界を購入します。この前後はほぼ作戦通りうまくいきました。(;^^)
ここで、文明も含めた総合ポイントで、ハンブルグが優位に立ちます。しかし、ハンブルグは文明の購入で、現金を使いきってしまったので、次のターン以降充分なトークンが買えず、結局海外領土は5つのうち4つをロンドンが押さえます。また、パリがここまで暖めてきた現金と、産業の最高段階(M)工業化を手に入れ、メタル2本(うち1本はベニスのアシスト)で荒稼ぎして急速に台頭してきます。この時点で地中海の3国は、トップ争いから脱落します。ベニスがワインの商品カードを使おうと、バルセロナやジェノアを攻撃、特にバルセロナは、ベニスに執拗に攻撃され、3国とも国力を消耗します。
長期戦になると、ハンブルグ(私)が不利です。私がトップであることで、こちらを狙ってきます。ロンドンは海外領土で優位にありますが、その分だけ、他の文明を犠牲にしてきたため、文明ポイントが少ない。おまけに頼みのスパイスをハンブルグにディスカードさせられるなど息切れしてきました。パリは産業をそろえるうえで犠牲となったミザリーが一時オレンジゾーンに達しており、その回復に手間取ります。そこで、私はカードを枯らして逃げ込みを図ります。今回のプレイの特徴は、序盤から、カードの購入が多く、結局8ターンでカードが無くなってしまい。ハンブルグが逃げ切りました。終了時のハンブルグの都市数は8つしかなく。もう1ターンあれば、多分パリが勝っていたと思います。(ハンブルグTTB1932点、パリ木村氏1703点、ロンドン高橋氏1283点、バルセロナ大森氏1250点、ジェノアぺいるG氏972点、ベニス阿部氏802点)
今回は、展開にも恵まれてなんとか勝利することができました。(^^;)一緒に遊んでくれた皆さんありがとうございます。これに懲りずにまた相手して下さいね。
ゲーム時間。約6時間。私達が盤を片づけ終わったとき、隣のエイジ卓(面子の濃い方)は、「エポック2」でした。TTBは思う今日はとことんついていた。(高笑いとともに下手に去る)