(エイジオブルネサンス自戦記) 03/29/98 吹田市民会館 参加メンバー(中川氏、神谷氏、後藤氏、小笠氏、谷氏、TTBの6人プレイ)
今日は、サクラ会です。今日のお題のゲームは戦国大名(エポック)。それで一瞬、戦国大名にしようと思ったが、泉氏が「TSR版のSPIES」を持ってこられたため、迷いに迷った。とりあえず、早く来たメンバーとアクワイヤをしている間に、EJFの後藤氏登場。久しぶりに後藤氏とエイジオブルネサンスがしたかったので、エイジオブルネサンスのプレイヤーに立候補。アクワイヤ完勝(TTBは完敗)で気を良くしている中川さん、神谷さんなども同調したので、プレイ希望者8人。今回ゲームセットが神谷氏の1セットしかなかった(前回のサクラ会では3セットあったそうな)ので、抽選などにより、2人発走除外。まあ、私は外れてもTSR版のSPIESができるだろう、ということで気楽にしていましたが、このトラップに、何と上野弟氏といわたさんがかかり、入院から立ち直って再び連勝している上野弟氏は戦国大名に廻ることになってしまった。このゲーム5戦目となる私はこのゲームの楽しさを教えてくれたプレイヤー(特に後藤氏には、最初のゲームのインストラクトをしてもらっています)の皆さん相手に、ご恩返しの気持ちでゲームすることになりました。そういえば、今、思い出しましたが上野弟氏は約束に関して厳格な方です。例えゲームのうえのこととは言え、上野弟氏は約束を守らなかった方を許してくれません。そうか今日は上野弟氏がいないのか。などとなんとなく思っておりました。(^^;)
最初に来たカードが鐙。このゲームは最初に来たカードが重要だと毎度書いている通り。軍事的優越カードは非常に有効なものなので、これで充分、どの国でもというところです。さて、首都入札ですがまあこのカードなら、どこでもよいので、すっかりお馴染みの0$ビッド(^^;)。小笠氏は私とは初プレイですが、彼は顧問として上野弟氏を顧問として雇っているため、私の0$ビッドは、他のプレイヤーも含め予想済みといったところでしょう。結果は、後藤氏6$(ベニス)、中川氏4$(バルセロナ)、谷氏3$(ロンドン)、神谷氏3$(ジェノア)、小笠氏1$(パリ)、TTB0$(ハンブルグ)となりました。ロンドンプレイヤーの中川氏がロンドンを敢えて選択しなかったのはちょっと予想外でした。また谷氏と神谷氏3$が重なって、ダイスの勝負。今回は谷氏が、ダイスで勝って、ロンドン。神谷氏がやむを得ずジェノア。小笠氏は、ここに来る途中で「パリをやれ」と上野弟氏に言われていたらしく、パリを選択。TTBは0$なので、ハンブルグは指定席となりつつあります。(^^;)
しつこいようですが
「3トークンマーチ作戦」(命名TTB)は、ゲーム前にインストラクトの要らないこのメンバーでは、もちろん採用不能です。さて、初期配置の交渉ですが、今回は地中海ラテン3国のうち中央に位置するジェノア神谷氏(ジェノアは初めてらしい)とベテランプレイヤーの、ベニス、バルセロナはすんなり交渉がまとまります。(さすがですね)「ぺいるGさんオプション」は今回は採用されず、ジェノアはオーソドックスな作戦をとります。地中海3国プレイヤーは順調に版図を拡大していきます。いや。いくはずでした。(^^;)小笠氏のパリは、ロンドンにサンマルを譲り、内陸のゴールドとメタルをハンブルグに譲る代わりという条件で自国内のクロースを確保する約束をします。これはハンブルグに少し不利ですが、ハンブルグはこれを承認します。ハンブルグはできればパリと争わずに、済ませたいのです。ロンドンはハンブルグに、自国領内のティンバーとハンブルグのメタルを、交換しないかと持ちかけてきます。ハンブルグはティンバーが主要な商品であり、これを承認します。これはまったく、前回の自戦記と同じです。しかし、ロンドンの谷氏は、前回この約束を、結局ハンブルグが守らなかったのを、神谷氏から予め聞いていたので、信用はしていなかったようです。(^^;)こうして1ターンが始まります。ハンブルグは、早速、パリとの約束を反故にし、トークンが余ったの何のと勝手な理屈をつけて、内陸のクロースを一個所、先に押えてしまいます。その分押されたパリは、南下して、ジェノアがとるはずの場所にシフトします。このあおりを食ったジェノアがまず序盤で躓くことになります。「1ターン目の約束くらい守れよ」(神谷ジェノア大公談)このように一部で不幸な(?)アクシデントはあったもののその他の国は、ほぼ順当にとマップを埋めていきます。(^^;)さて、2ターン目に、十字軍を使ったバルセロナは、いち早く、東地中海に進出します。こうしてまずバルセロナ優位で、序盤は進んでいきます。さて、好戦型プレイヤー谷氏ロンドンは、バルセロナ優位を見て、早速イベリア半島に上陸。攻撃をかけます。(ここが谷氏らしい所以でしょう)これが本来ウールの商品カードを協力して回転させる仲間であるバルセロナの心証をいたく害します。さらに、ロンドンは、ハンブルグは約束を守らないだろうというので、自国領内のティンバーも先に押えてしまいます。この約束違反に激怒した(ふりをしている)ハンブルグは隣国のパリを誘って空いているアムステルダムにトークンを置こうとするロンドンを「そんなことをすると全部の国が敵になりますよ」と牽制します。この牽制自体何の意味もないのは、見えていたのですがとにもかくにもロンドンは、トークンをアムステルダムに置くのを断念します。パリは、ベニスはじめ地中海三国が、黒海に入ろうとするターンに、パーパルデクレで、探検の取得を禁じます。この手筋はなかなかでしたが、パリは2ターン以降トークンの購入が思いのほか少なく、公民系、商業系の文明で勝負しようとしますが、自国領が少ない段階では、やや疑問手だったかもしれません。(ここが小笠氏らしくない所でしょう)バルセロナは別としても、非道なハンブルグやロンドンを攻めてもこの時点で誰も非難しなかったと思うからです。一方地中海では優位に立っているバルセロナと不幸カードの直撃を受けていないベニス、やや遅れたジェノアが地中海の分割を行います。バルセロナが賢明だったのは、十字軍とはいえ、東地中海を自国のみで押えてしまうと、ブラックデスの脅威にさらされるため、ベニス、ジェノアと交渉して、地中海3国による分割を提案したことでしょう。他の2国にこの提案に対して不満のあるはずもなく、やがて黒海も地中海3国に分割されます。さて、ここからは、競争です。北の3国も大型船を買い、競争に参加してきます。
前回ほどではないにしろ、今回も、商品カードの回転がやや悪く、攻撃側のダイス目が意外に悪かったのがプレイの特徴といえるでしょう。反対に不幸カードの回転が非常によく、ファミンの3回を筆頭に、ミスティシズムアバウンズ、レボルーショナリーアップライジングなどのカードがよく回転し、みんなミザリーが上昇していきます。特に酷かったのは、チェニスのクロースを取って安心してしまいシシリーのグレインをとり忘れた、ジェノアがファミンの3回だけで12段(マックス)もミザリーが悪化し、あっという間にレッドゾーンを伺うようなところまで来てしまったことです。(;^^)優位に立ったバルセロナに対し、ベニスの後藤氏が「止めなくては。誰か止めなくては」と繰り返します。これはよくチェックいていると判ることなのですが、バルセロナが沈めば、領土、文明とも2位のベニスが総合力で勝てるためです。(^^;)パリは苦戦を強いられていましたが、気合でブラックデスを引き当て、東地中海にぶつけます。そして、パイレーツを使ってシルクを押えます。一方、ハンブルグは、ロンドンにとられた領土を少しずつ回復し、リーダーカードを、次々に引いてきたため、実に9ターンのうち4回重要リーダーを殿堂に入れて、自分だけが文明の取得では先行します。ここで動いてくれたのはやはり、マルチの火薬庫こと谷氏ロンドンでした。(F)免罪符を購入し、資金力のないバルセロナ以外の国が購入しない間に、再び黒海及び東地中海に殺到します。次のターンもパーパルデクレで宗教を取得禁止にして、攻撃を続けます。この犠牲になったのは、主にバルセロナ、ジェノア、そしてやっと戦線に浮上してきたパリでした。(^^;)ここで、TTBハンブルグは、「燃える谷氏作戦」(命名TTB)を敢行します。これは、谷氏ロンドン思うさま暴れてもらい、その影に隠れてトップを狙うという姑息な戦法です。(^^;)まず、バルセロナが沈んでいく途中、さらに追打ちのアルケミストゴールドをぶつけます。(これはバルセロナがゲーム中に非難した通り、ロンドンか、ベニスにぶつけるのがセオリーなのですが)敢えて、谷氏のロンドンを援護し、あろうことかメタルで資金まで与えてしまうというものです。エクスパンションフェイズの行動から考えるとロンドンが欲しがっている領土の多くをベニスが占めているということで、ロンドンの攻撃は主に、ベニスまたはジェノアに向くだろう。ロンドンは文明をそろえておらずニューワールドを持っていないのでミザリーの救済ができない。よって走らせても大丈夫であろうと考えたためです。
ところで、リドローされたアルケミストゴールドを、勝利見込みのなくなったパリが持ったこともハンブルグに有利に働きました。パリは、アルケミストゴールドを一旦見せてしまってから、誰に当てるか迷ってしまいました。散々迷ったあげく、引っ込めてしまったので、結局首位争いのプレイヤー全員に(C)物理法則を買われてしまい、やり場のなくなったアルケミストゴールドはロンドンがくってしまいました。(^^;)このときハンブルグに来ていたら、ハンブルグは負けていたでしょう。え。私がパリなら? ノータイムでハンブルグにぶつけます。(^^;)バルセロナは渾身の力を振り絞って、新世界のハンブルグを叩きにきますが、ダイスを振る前に前回の天王山で敗退した悪い思い出が頭をよぎります。これがまずかったのか、この天王山で敗れたバルセロナはトップ争いから脱落してしまいます。さて、ハンブルグ優位(リーダーカードの分と競争にトークンをほとんど消費していないためです)ベニスがこれを追うという展開で最終ターン及びカードプレイに入りました。ここで、ミザリーの権化となっていたジェノアが、気合の50トークン、シルク2連発などで見せ場を作って追いかけますが、時は遅く届きませんでした。ハンブルグはベニスの後ろに順番をとり、ベニスの散らかしたトークンを手堅く踏み潰して、逃げ切りました。(^^;v
TTBハンブルグ2241点、ベニス後藤氏1680点、バルセロナ中川氏1347点、パリ小笠氏981点、ロンドン谷氏459点
今回は、とにかくものすごくついてました。(^^;)とにかくリーダーが次から次へと来たし。不幸のカードもほとんどくいませんでしたし。ブラックデスは地中海のどの国にもいかなかったし。勝負どころのアルケミストゴールドは引っ込んだし。新世界での革命は失敗してくれたし。なんだ。全然自力で勝ってないじゃないか。(^o^)まだまだ修業が足りませんね。
ゲーム時間。約8時間。今回はバンカーを初めてやりましたが、終盤疲れてきて間違いをたくさんやらかしました。でも、みなさん協力してくれてどうもありがとうございました。特に後藤氏にはお世話になりました。皆さん、特に中川氏に今回は集中砲火を浴びせましてすみませんでした。神谷氏は悪いなりにいつも見せ場を作ってくれるのでゲームしていて楽しいです。谷氏、小笠氏は、久しぶりのゲームでちょっと苦しかったのでしょう。では、またお会いしましょう。(深々とお辞儀、そして暗転)