(エイジオブルネサンス自戦記) 04/05/98 Nik氏邸 参加メンバー(中川氏、神谷氏、後藤氏、上野弟氏、谷本氏、TTBの6人プレイ)
今日は、深夜バージョンです。ゲーム開始が、午前1時です。当然眠いですが、EJFの後藤氏はじめ、サクラ会などでも強い豪華メンバーです。とても寝ている暇はありません。(^^;)で、今日はとにかく最下位にならないようにしようというのが、正直なところでした。ルールは勿論、基本戦法やカードチェックは全プレイヤー完璧です。「あれがまだなんだけどなあ」、「でも、このターンに出るんじゃないの」、「でもぼつぼつこっちがでそうだしなあ」、「そうかあれまだ一枚残ってるんだよね」。などと指示代名詞ばかりの会話がゲーム中にしょっちゅう交わされるという、とにかくとんでもないゲームでした。(^^;)
最初に来たカードをめくるのにこんなに緊張するのは初めてです。引いてきたのはストーン。これだとまずはジェノアを考えますが、このメンバーではベニスとバルセロナに挟まれるジェノアは絶対苦しいです。出来ればやりたくありません。さて、首都入札です。くどいようですが、このメンバーだと私の0$ビッド&ハンブルグは百も承知です(^^;)。私の0$ビッド織込み済みのはずです。どうするか迷いましたが、ハンブルグになってもよく、私に合わせて0$ビッドが来た時のために、1$だけビッドしておきます。結果は、谷本氏6$(ロンドン)、上野弟氏3$(ベニス)、神谷氏3$(パリ)、後藤氏2$(バルセロナ)、中川氏1$(ハンブルグ)、TTB1$(ジェノア)となりました。なんと谷本氏が6$をつぎ込んでロンドン、上野弟氏は神谷氏とのダイス勝負で勝ってベニス。3$でベニスが取れれば、充分でしょう。神谷氏は考えた末、パリを選択。後藤氏がバルセロナ。中川氏も私にダイスで勝って、迷いましたがハンブルグ。結局TTBは残ったジェノアをすることになりました。どうやら他のメンバーもこの面子でジェノアをやるのを嫌ったようです。(^^;)そして、首都が決まって各プレイヤーが領土の交渉に入ろうとする時、後藤氏は厳かに宣言します。「きょうは、一切の交渉に応じません」、そして、波乱ぶくみのまま、ゲームが開始されます。
さて、TTBのジェノアは困りました。ベニスとのクロースとストーンの交換は、すんなり交渉できましたが、バルセロナが一切の交渉を拒否しているため、東との交渉が出来ません。もっとも交渉して一応の国境線は決めても、私が約束を違えるのことが多いため、信用されなかったかもしれません。(^^;)パリ、ハンブルグ、ロンドンも互いに交渉して、国境線を決めていきます。序盤は交渉しないバルセロナに、チュニスを押さえられた代わりに、ジェノアが東進して、ストーンを4つ押えた他は、ほぼ常道でマップが埋まっていきます。そして、序盤戦の焦点である十字軍は、パリが2ターン目に使って、パリも地中海から黒海を伺うところにきます。
マップが埋まって、各国は、競争を始めます。この競争の方法が、またこれまでのゲームとは、変わっています。どの国も必要な数の領土を取れるのに、敢えて取らなかったりします。例えば、アイボリーの領土を独占してしまうと、「目立って」しまうのです。そうすると次のターンには、必ずと言っていいほど目立っている国に不幸のカードが飛んできます。各国とも商品カードを持っている事を知られまいとするのですがこのメンバーでは、あっという間に手持ちのカードが見切られてしまうため、とにかく自分だけは目立ってしまわないように注意します。結果として、商品カードは握り込まれるものの、カードの維持費が負担になるため、不幸のカードは異常に回転するという、始末の悪い事になります。従って、リドローパイルに入った不幸カードのみが回転して、全員がミザリーの高い状態になってしまいました。こうなるとものを言うのがリーダーカードです。ロンドンがエポック1でのよいリーダーカードをひいいてきて、いち早く外洋に乗り出します。しかし、ロンドンもそう自分だけ走るのは得策でない事くらい、百も承知です。事実ロンドンが浮上したと見るや、不幸のカードを続けて食らってしまいます。(;^^)
こうして、各国ともお金持ちにならないターンが続きます。しかもリドローパイルが多いため、各エポックも長引きます。TTBもこれまでのしゃがみ専門の作戦は全く捨て、各ターンに充分他国の領土攻撃できるためのトークンを投入しつづけます。ちょっとしゃがんだ瞬間に他国に、領土を押さえられ、次のターンにカードプレイでぼろ儲けされては、たまりません。このとき相変わらずトップを走っているのはロンドンでしたがこの時点ではっきりトップに立つと言う事は、このゲームでは事実上敗北を意味します。このことはロンドンもよく知っているし、少しの差なら1ターンのプレイで簡単に逆転できることも全員が知っています。各国ともバランスを考えて最終的に自分が勝つようにプレイしてきます。
こうして、マラソンのトップ集団のような諸侯の牽制が続く中、ついに、眠気と疲労で狂ってきたTTBジェノアが切れます。(^^;)とにかく、この誰が勝っているかわからない状態から、脱却したい一心で、パリに連続して不幸カードをぶつけ、シルクとスパイスを多数押さえていて有利なはずだったパリが商品カードを押え込まれてまず、脱落しかかります。また、肝心のクロースが中盤全く回転しなかったベニスも少しずつ遅れ始めます。ロンドンは優勢を確立してトップ集団には、いるものの、スパートは危険なのでかけられません。ハンブルグは、堅実にプレイをしつつ、領土も徐々に拡大し、黒海の北半分を占めます。ジェノアは終盤のリーダーカードので文明の購入を有利に進め文明面での勝利を目指します。こうして、諸侯が団子状態のまま、最終ターンに縺れ込みます。最終ターンとカードプレイでたくさんの商品カードが出るのは各国ともわかっています。勿論何が何枚のこっているかも。(^^;)ここでロンドンは冷静に2位にいるのは何処かを判断して、まずジェノアを続いてハンブルグを拡張フェイズでたたきます。この判断は正しかった。ジェノアをまずたたいたのは(M)工業化を持っているからです。 最後の所持金が勝利を左右すると踏んだ諸侯は最後の鞭を振るって競争にきます。そして、完全に最後の勝利者がわからないまま計算に入ったのは初めてでした。(^^;)
ロンドン谷本氏1769点、ジェノアTTB1765点、ハンブルグ中川氏1749点、バルセロナ後藤氏1534点、ベニス上野弟氏1503点、パリ神谷氏1367点
今回は、ものすごい僅差であり、最下位のパリですら1367点と、全員に勝機の有った戦いでした。(^o^)勝利できなかったのは残念ですが今回は勝てなくても、比較的納得のいくゲームが出来たと思います。僅差ですから勝負どころなんて山ほどあって、とても書ききれませんし、それに眠いです。(;^^)
ゲーム時間。約8時間半。今回も、神谷氏には大変悪い事をしましたが、勝てなかったので許してください。(^^;)みなさん深夜から早朝にかけてのゲームご苦労様でした。特に中川氏は仕事もまっていて大変だったと思います。しかし、今回のゲームは大変充実できました。できたら昼間にやりたかったのですがこれは仕方がありません。では、またお会いしましょう。(ううむ。神谷氏の呪詛の言葉が聞こえるのは気のせいだろうか?)