(エイジオブルネサンス自戦記) 06/14/98 吹田市民会館

参加メンバー(泉(のむ)氏、西山氏、谷氏、上野弟氏、高羽氏、TTBの6人プレイ)

  1. はじめに
  2. やっと、お昼間のプレイです。(^^;)サクラ会お世話役の泉氏(のむさんの愛称で通っています)が参加していることが今回の特徴でしょうか。というか、本当は夏コミに出そうと計画中の1890のテストプレイを、泉氏はやるつもりだったらしいのですが、私が駄々をこねて、無理矢理エイジにしてしまったのです。最後はじゃんけん(私の勝ち)でした。(^^;) ま。泉さんには、また、プライベか何かで協力するということで許して貰いましょう。(これこれ)とにかく、今日も今日とてサクラ会でエイジオブルネッサンスが立ち上がりました。前回のサクラ会では、多分これまでで一番ひどい出来(恥ずかしいのでアップしていない)で、なんとか上野弟氏相手にフォーム修正をしたかった部分もあります。(^^;)

  3. プロローグ(首都入札)
  4. 最初に来たカードはウォルター君でした。(ラッキー)これだとやはり地中海か。滅多に地中海諸国をプレイしない私でした(仇名はハンブルグのTTB)が今日はやるのか。さて、首都入札です。地中海諸国をとるために4$もビッドに注ぎ込みます。実はこの額自体は大したことはないのですが、私が2$以上ビッドするのは初めてなのです。(^^;) 結果は、高羽氏5$(ベニス)、西山氏5$(ジェノア)、TTB4$(バルセロナ)、谷氏3$(パリ)、上野弟氏1$(ロンドン)、泉氏1$(ハンブルグ)となりました。高羽氏は今回初プレイで首都入札のみに使えるボーナス3$が与えられているので、8$ビッドと同様に扱われベニス、西山氏は迷いましたがジェノア、私は今回地中海3国をやりたいので、バルセロナ。谷氏が迷って、何とパリ。上野弟氏と泉氏とのダイス勝負は上野弟氏が勝ってロンドン、泉氏が私の指定席のハンブルグとなりました。

  5. 序盤戦
  6. さて、TTBのバルセロナは初めてです。取り敢えず、ジェノアとの国境線を決めてと、北は「マルチの火薬庫」谷氏のパリで、いつ何時南下してくるか判りませんので交渉はやめ。(^^;) ロンドンとは2ターンまでの友好条約と、ウール(両国とも序盤の主要産品)の回転率アップのための協約を結びます。この間、ベニスとのクロースとストーンの交換は、きちんと交渉できまして、バルセロナとベニスは臨戦体制が整いましたが。他の4国の交渉がもめます。ハンブルグが1ターン目に6都市をパリに要求、しかし、この上でパリも6都市を確保するには、南方の国、特にジェノアに1都市、泣いてもらわなくていけません。ジェノアは怒ります。置けるものなら置いてみろ、百年戦争だと威嚇します。また、ロンドンが介入し、どさくさに紛れて、アムステルダムにトークンを置こうとします。パリは苦悩の末、ハンブルグに6都市は諦めてもらう代わりに、自分も5都市とし、ジェノアをなだめます。結果的には、この交渉、ほぼ無条件でアムステルダムにトークンの置けたロンドンが有利でした。さて、やっと交渉ができて、ゲーム開始。序盤の通例通り、各国とも拡張していきます。私は1ターン目の拡張ボーナスを初めて貰って嬉しかったです。(しかも、エンライテンドルーラー) 2ターン目に、西山氏ジェノアが「トークン32」、ははあ、十字軍だなと思ったTTBは、早速ウォルター君を殿堂(ターン最初にプレイされるリーダーは、他のプレイヤーが使用できない)に入れます。(ラッキー)こうして、ジェノア主導で序盤戦は進みます。

  7. 中盤戦
  8. 十字軍の効果で、東地中海から黒海をうかがい順調に伸びているジェノアに不幸のカードが飛ばないはずはありません。(^^;) まずは私からアルケミストゴールド。続いて、ベニスからシビルウォーが、飛んできます。言い訳するんじゃありませんが、この2つ目のシビルウォーは、少しやり過ぎだと思います。同じターンにこの2つを食らったら、どれだけ痛いか。(わからない人は神谷氏に聞いてみよう) ここは、シビルウォーの方はバルセロナに向けるべきだと思います。(プレイ初めての高羽氏だったので難しかったのでしょう)結果、この後バルセロナが走るのですが、この時点ではまだ後でたたけると思っておられたのかもしれません。ここで、バルセロナがはっきり先頭に立ったのですが、ウールのカードが1枚回転せず(ジェノアが握っていた)、ロンドン、バルセロナともお金には苦しみます。ただ、他の商品カードのクロースなどもあまり回転しなかったため、ほぼ全員がカードの維持費に苦しみ(ロンドンまでカード維持費を1ターン無視したりします)、ファミンなどの不幸カードは、目一杯回転し(よくあるパターンなのですが)ミザリーの高い状態になってしまいました。特にジェノアは十字軍の分などで、文明を揃えるのが遅れ、ミザリーがあっという間にオレンジゾーンをうかがうところに来ます。こうなるとものを言うのが、やはりリーダーカードです。バルセロナはエポック1でよいリーダーカードをひいてきて、文明で先行します。つまりミザリーの軽減も一番先に行えます。バルセロナは自分だけ走るのは得策でない事は知ってはいますが、基本的にバルセロナは先行逃げ切りの国なので、やむを得ません。逃げるだけ逃げて追いつかれたらおしまいの国です。とにかく防御が薄いので、守勢にまわっては勝ち目がありません。(;^^) ここらへんのところを初心者の方は理解しましょう。さて、ミザリーの王者と化したジェノア大公は、禁断の免罪符に手を出し(1人だけ購入したので10トークンプラス)、ミザリーを更に悪化させてでも、失地回復をはかります。次のターンには、諸侯が免罪符を買おうとしましたが、バルセロナが場荒らしのため、パーパルデクリーで宗教の取得を禁止し、次ターンもジェノアの攻勢が続きます。ジェノアが暴れている間に、バルセロナはこっそりと、もはや定番となっている(ぉぃぉぃ)エンリケ航海王子を殿堂に入れ、公民、探険関連の文明でさらに先行します。ジェノアは商品カードを持っていた土地を、主にハンブルグが持っていたため、ハンブルグを攻撃し、序盤から遺恨のあった泉氏ハンブルグと西山氏ジェノアとの間が険悪なものになります。この間に立って仲裁したのがなんと、暴れん坊の谷氏パリでした。(どうしたのだろう)

  9. 終盤戦
  10. TTBバルセロナが快調にトップを走る中、パリが、文明をうまく買って、ミザリーを下げながら対抗してきます。(何かあったのだろうか) また、上野弟氏のいつもの演説が始まります。「バルセロナを叩かなくては。これはみんなの義務だ」 これに触発されたかどうか知りませんが、ベニスが中央地中海(自分の都市も2つあったのだが)に、ブラックデスをぶつけ、バルセロナの地中海での領土はほとんど失われます。さらに、上野弟氏から追い打ちのウォー、シビルウォー、パイレーツバイキングが飛んできて、バルセロナの国内領土はほとんどなくなり、新世界を買って、海外領土へ逃亡を図ります。新世界に向かう船の中で、バルセロナはつぶやきます。「そう。いつもこうやって上野弟氏が勝つのさ」 得意の「ふてくされ作戦」ですね。(^^;) さて、バルセロナは、数少なくなった国内領土をかき集め、ワインやメタルで金を握ってダビンチなどのリーダーカードで文明に代え、逃げ込みをはかります。泉氏もトップたたきとアルケミストゴールドをぶつけようとしますが、バルセロナは、このカードが怖いので、予め前のターンに物理法則を買っていて、これを受けつけないのです。結局このカードは遺恨のある西山氏ジェノアにいってしまい、再び両国の抗争が始まります。(^^;) このあと、2人はすっかり「お前なんかモード」に入ってしまい。2人だけの世界へいざなわれていきます。もはや、上野弟氏の演説も谷氏の仲裁も全然役に立たなくなりました。

  11. 最終ターン及びカードプレイ
  12. 8ターン目に、諸侯がカードを買えばゲームはこのターンで終了していたのですが、上野弟氏はカードを枯らしてしまうとバルセロナが勝ってしまうので、諸侯にカードの購入をしないよう呼びかけます。これに応じた諸侯はカードを買わず、9ターンまでゲームはプレイされました。上野弟氏は、再びパイレーツバイキングを用いて、バルセロナの海外領土に攻め込み、海外からバルセロナを追い出してしまいますが、このターンのカードプレイで、高額商品がみんなプレイされてしまった(しかもバルセロナがちまちまとスパイスなどをディスカードした)ので、最終ターンには残っているのがクロース1枚、ティンバー2枚、なんとウール1枚となります。(^^;) しかも2人だけの世界に入っているハンブルグ、ジェノアは、ロンドンに同調せず、あまっさえ、ジェノアは、ウールを握り込んでいるため、なんと、ニューブリテン島に攻め込んできます。(^^;) これを一概に責めることはできません。ロンドンにしても、ベニスにしても、パリにしても、叩くべきバルセロナの領土は既に全然なく、自分のために行動しなくてはならないからです。バルセロナは、ルネッサンスの文明のおかげ(ルネッサンスを持っていないロンドンと順番が交換できる)で、一番後ろの順番にまわることができました。パリは、何とかビッドで後ろへまわろうと、稼動可能トークン数を大幅に上回る40トークン。これで順番が最後になれればカッコよかったのですが、バルセロナ、ロンドンともに41トークン。(^^;)(この辺は難しいものです)バルセロナは、できるだけ残ったティンバーの産地を押え文明を全部購入して逃げ切りました。

    バルセロナTTB2407点、ロンドン上野弟氏2023点、パリ谷氏1458点、ハンブルグ泉氏1228点、ベニス高羽氏932点、ジェノア西山氏820点

  13. エピローグ

今回は、初めて上野弟氏の参加したゲームで1位(2位はあったのですが)になれました。正直、とても嬉しいです。(;^^) まあ、とにかくリーダーがうまく回転しましたし、展開にも恵まれました。ありがとうございました。きっと、この間負けて落ち込んでいたので、上野弟氏が情けをかけてくれたのでしょう。

ゲーム時間。約9時間。今回目に付いたのは谷氏の進境です。文明もうまく揃えてましたし、「火薬庫」という仇名はもう似合わないのかもしれません。とても嬉しいことです。今回、後で聞くと、上野弟氏はリーダーカードを一枚しかひいてこなかったそうです。それでこの成績かぁ。と思うと彼の底力を感じますね。(^^;) 彼の「5人目ですね。私に勝ったの」というのは。私への挑戦状でしょうか。外交辞令でしょうか。でも、またいずれ会いまみえんことなるのは間違いないでしょう。なお、念の為に言っておきますが、泉氏、西山氏は大の仲良しです。そして立派なゲーマーです。だからここまで辛辣なゲームでもできるのだということを明記して、このリプレイは締めくくりたいと思います。「6人目はあなたかもしれない」(__)


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