(エイジオブルネサンス自戦記) 06/28/98 吹田市民会館 参加メンバー(後藤氏、あんだー氏、神谷氏、上野弟氏、福井氏、TTBの6人プレイ)
なんと、今回のゲームは10時過ぎに始まっています。すげぇ。(^^;)サクラ会でも、最速の立ち上がりと言えるでしょう。(^^;) 前回のリプレイでも書きましたが、夏コミに出そうと計画中の1890(京阪神を舞台とした鉄道ゲーム)のテストプレイを、こんどこそ、世話人の泉氏はやるつもりだったらしいのですが、今回は、泉氏が来た時には既にエイジが始まっていて、さらにSOLGERの鉄道ゲーム軍団が1856をセットアップしててぐすねひいて待っており、またしても1890はプレイされませんでした。(^^;) ま。泉さんには、また、プライベか何かで協力するということで許して貰いましょう。(前もそう言ってなかったか)とにかく、今回も無事(?)エイジオブルネッサンスが立ち上がりました。前回のサクラ会では、初めてのバルセロナで逃げ切ることができ、私は気をよくしてのプレイです。今回は神谷氏が2ヶ月ぶりのプレイということで、気合いも入ってましたし、私もゲームオーナー(今回のプレイは神谷氏のセットを利用して行われています)に勝ってほしかったのです。そこで、神谷氏接待エイジと銘打って始められることになりました。(^^;)
さて最初のカード引きです。おおこの手触り(^^;)、ミズティシズムアバウンズではないか。(バカヤロー)こんなん、いらんわい。(^^;) でもそういう訳にもいかないので、首都入札です。迷いましたが、今回も4$もビッドに注ぎ込みます。(^^;) 結果は、上野弟氏5$(ベニス)、あんだー氏4$(バルセロナ)、TTB4$(ロンドン)、神谷氏3$(パリ)、福井氏1$(ハンブルグ)、後藤氏0$(ジェノア)となりました。何か後藤氏が入ると、ジェノアは人気がなくなる傾向が強いようです。(^^;) 福井氏は今回2回目のプレイでハンブルグをとるのがなかなか渋いところです。資金を注ぎ込んだ上野弟氏、あんだー氏のベニス、バルセロナは順当なところでしょう。TTBは、パリと迷ったのですが、ここは神谷氏に花を持たせるという趣旨で(神谷氏ってロンドンプレイヤーじゃなかったか、まあ気にしないでおこう)ロンドン。神谷氏がパリ、後藤氏ジェノアとすんなり決まったようです。(^^;)
さて、TTBは6人プレイのロンドンは初めてです。これで、6人プレイの場合の全国をプレイすることになります。いやあ。めでたい。めでたい。ところが、今回、この首都選択が敗着に近いものであったのだから皮肉なものです。(^^;) 取り敢えず、パリと交渉して、1ターン目のサンマルは貸してもらいます。今回の地中海3国は全員、熟練プレイヤーなので、比較的簡単に交渉がまとまりました。さて、ハンブルグとパリが交渉して、ハンブルグがクロース付き5都市のオプションで、第1ターンが始まりました。と、思っていたのに、やはりすんなり始まりません。(^^;) プレイ2回目の初級者ハンブルグ福井氏に対し、熟練プレイヤー神谷氏パリへの非難の声が、ベニスから上がります。「それではハンブルグに不利だ」、これにロンドンはじめ各国同調します。結局パリは諸侯の干渉の中、泣く泣く、ハンブルグ6都市オプションに変更します。さすが神谷氏、どこに行っても注目の的。(三国干渉、いや四国干渉だ:神谷パリ伯爵談)まあ。とにもかくにも、やっと交渉がまとまり、皆とトークンを配置していきます。今回は、誰も約束は破りませんでした。(1ターン目の約束を守らないやつは1人しか知らない:神谷パリ伯爵談)さて、初心者のみなさんにいつも言っているアムステルダムのトークンですが、空いていたので、ロンドンが置きました。(ま。当然でしょう)←諸侯の怒り爆発。いいじゃないですかトークンの一個くらい。(^^;) さあ。ゲーム開始。序盤の通例通り、各国とも拡張していきます。1ターン目、2ターン目の拡張は何事もなく過ぎていきます。3ターン目、私はウォルター君を引いてきて、愕然となります。(しまった。地中海の国にしとくんだった)こうして、そして、3ターン目に引いてきた十字軍を、あんだー氏バルセロナがプレイします。これに、堰を切ったように、バルセロナに向かって、アルケミストゴールド、シビルウォーが続けざまにバルセロナに降ってきます。(俺は何もしていないぞ。一つは仕方ないが、2つともくらうのは、合点がいかないぞ:あんだーバルセロナ公談)。さて、その頃ロンドンでは、主要産業である、ウールのカードが一枚もプレイされず(どうなっているんだ)、全然資金がありませんでした。(;_;) 腹が立ってきて、切れそうになり、禁断の免罪符を買おうとしますが、後藤氏がいつもの優しい口調で、「ゲームをなげてはいけません。最善を尽くしましょう」の一言で立ち直り、地道に文明を買って、ゲームに復帰します。
熟練者が多いとありがちな展開に、商品カードが握り込まれ、不幸のカードが回転するというのが、常道です。(^^;) ファミン、レボルーショナリーアップライジング、ミスティシズムアバウンズは目一杯回転します。この被害により、全員あっという間にミザリーがオレンジゾーンに達します。ロンドンも怖くて商業が買えず、実にキャラバンを買ったのは6ターンでした。(^^;) この被害を最も蒙ったのが5ターンで工業化まで持ってしまったハンブルグでした。この文明の揃え方はミザリーの低い展開では、ハンブルグの有力戦術なのですが(ただ初心者にはちょっと難しいのでお勧めしません)、このメンバー相手で、ミザリー救済できないこの作戦は非常にまずいのです。続いて、パリもレッドゾーンに落ちかけます。パリは怒りました。そして、第5ターンついに免罪符を買ってしまうのです。ここで免罪符に同調するもの2人。私も同調しようとしましたがジェノア後藤氏が、「ゲームをなげてはいけません」そうです。これ以上ミザリーが上がればやっておれません。私はまた我に返ることができたのでした。全然出ないウールを恨みつつ。他人の商品カードをお返しに握り込んで。(;^^) ここらへんのところを初心者の方は訓練しましょう。さて、5ターンに最後の順番だったベニスが、驚異のダイス目でアイボリーを独占し、160$の荒稼ぎをします。ここではっきり、ベニスが先頭に立ちます。(さずが上野弟氏)怒った諸侯は攻撃の矛先をバルセロナから、ベニスに変えます。ベニスはそのターンは、なんとか持ちこたえていたものの、次ターンには海外に逃げ出さざるを得なくなります。そして相対的なもので、再びバルセロナが勃興してきました。また、パリはリーダーの良いカードを次々に使って、文明を買い揃え、7ターンには、なんとスパイスの3カード(しかもショーテージ)を使って、ベニスに倍する荒稼ぎをします。ダビンチなど重要リーダーもきちんと殿堂に入れ、トップ争いに顔を覗かせます。ハンブルグは、商業の文明を揃えて毎ターン多額の現金を手にしていきます。みんなそれなりにお金持ちになって、トップ争いが団子状態になってきます。が、ロンドンは相変わらずウールが出ず金欠で争いに加われません。(;_;)
こうなってくると、ミザリーがものを言います。 ベニスは、新世界を購入し、ミザリーの軽減に熱心でしたが、海外以外の領土は諸侯の攻撃の的となり、1番たくさん持っているクロースは、ロンドンに握り込まれていて回転しません。現金不足で今一つ伸び切れません。ジェノアはミザリーの軽減に一番熱心で、一番ミザリーは低かったのですが思うように文明が買えず(リーダーが少ない)苦しみます。こうなると途中で攻撃の手が緩んだバルセロナが先頭に立ってじりじり差を広げていきます。パリもがんばりますが、ファミンのおかげで思うようにミザリーが下がりません。ハンブルグは商業を全部持っているため、ミザリーがついにレッドゾーンにかかります。既に枯れたスパイス、ゴールド、アイボリー代わりに、残った高額商品、シルクを中心に諸侯の争奪戦が続きます。
8ターン目に、カードはなくなりました。最終ターンです。一番現金を持っていたハンブルグでしたが、最後の上野弟氏のレボルーショナリーアップライジングで背中を押され、ついにミザリーが振り切れて、カオスに落ちます。(ハンブルグはここで多額の現金を持ってゲームオーバー)最終ターンには残っているのがシルク2枚、メタル1枚、クロース1枚、ワイン2枚、それになんとウール2枚となります。(^^;) ジェノアがパイレーツをバルセロナにぶつけ、ロンドンは、バルセロナにブラックデスをぶつけます。私は52トークンを買い順番を最後にして、最後の高額商品シルクに賭けましたが、シルクの一枚をドロップしたハンブルグが持っていて(ショック)敗戦となりました。そして、最終カードプレイでウールを全く回転させず私を敗戦に導いた張本人を見ました。それは終始お金のない私を「ゲームをなげてはいけません」と励ましてくれたジェノアの後藤氏でした。(^^;)
バルセロナあんだー氏1789点、ロンドンTTB1523点、ベニス上野弟氏1507点、ジェノア後藤氏1357点、パリ神谷氏1165点、ハンブルグ福井氏ドロップ
今回は、久しぶりにゲームをするという神谷氏の接待として行われました。あれ。神谷さん、負けてる。(;^^A
ゲーム時間、7時間半。今回、後藤氏という人がどんな方か嫌というほど知らされました。(^^;) 次は、見てろよ。とは思いつつも、やはり羊のでないロンドンではどうにもなりません。(^^;) なお、念のために申し添えておきますが、後藤氏一人が悪辣なプレイをした訳ではありません。マルチプレイヤーとしては当然の行為をしただけです。そこら辺は皆さん判ってください。感想戦で話しましたが、私が後藤氏でもウールは握りつぶしたでしょう。マルチゲームは、現実世界ではやらないような酷いことをする事があるしされることもあるという例です。私も今回、北欧を無条件で奪い取ったりするような非道なプレイをしています。トップ目のバルセロナのワインも握り込んでました。やっていることは皆同じです。これをゲームだと思える方がマルチをプレイできるのだと私は思います。
今回ポイントでは2位ですが、終始トップに突き抜ける力(余力)がなかったのがロンドンで、実質的には、ブービーくらいです。トップ目同志が叩き合ったため相対的に攻撃を食わなかったロンドンがたまたま2位になっているだけで、私の考えでは惨敗です。(;_;) 口惜しいです。二度とゲームなんかするもんか。と、思わないところが私の問題点なのでしょうか。では、またお会いしましょう。さようなら。(__)