(エイジオブルネサンス自戦記) 05/28/00 吹田市民会館

参加メンバー(西山氏、谷氏、やったか氏、新高氏、近藤氏、TTBの6人プレイ)

  1. はじめに
  2. 全国十数人の TTB World のファンの皆さん、そしてそのうちの極々数名のエイジオブルネサンスファンの皆さん、こんにちは。(^o^) 久しぶりのリプレイです。みなさんお元気でしたか。前回はもうずっと以前のことですなあ。年とるわけです。(けほけほ) ところで、この企画、みんな面白い? (^^;) 私、実はリプレイてのをあまり好きではなかったりするのです。(まあ面白いといってくださる方がおられるので書いている部分が大きいのかなあ) さて、今回は、サクラ会でのプレイです。私が『スペースビーンズ』(Amigo)に興じているあいだに背後のテーブルで着着とセットアップされていたようですね。(;^^) まあ、ともかく私が卓に着いたときには諸侯とも臨戦態勢が整っておりました。(^^;) 私の場合サクラ会には長時間マルチゲームをプレイしに来ている部分が多く、エイジオブルネサンスは、好きなゲームなので何ら異存はありません。ま、とりあえず電卓(実は計算苦手)と鉛筆出してと。あとは小道具(扇子と電動式○×ピンポン)ですね。このての小道具は別として、筆記用具は皆さん準備しておきましょうね。(^o^)

  3. プロローグ(首都入札)
  4. 等と私がみなさん相手に能書きをたれているうちに、オープニングドロー(最初のカード引き)です。(^^;) なにかな〜。おお、この手触り。「触わってごらん『ウール』だよ」(本当は触わってもわかりませんからね)(^^;) さて、首都入札にいきましょう、と思ったらみんなもう書いているじゃん。一人で寒いギャグを考えていると後れをとるなあ。(^^;) ウールをもっているので、ロンドンかバルセロナほしいな。以前ロンドンでウール握り込まれて負けましたよね。とりあえず、5$を書いて一旦消しました。まあ、3$くらいにしといてロンドンがとれなくても、握り込めばいいんだ。(←なんか違う) さてオープン。開けてみると同点が3人も…。近藤氏4$(ベニス)、TTB3$(ロンドン)、西山氏3$(バルセロナ)、岩崎氏3$(ジェノア)、やったか氏2$(パリ)、谷氏0$(ハンブルグ)となりました。3番目にバルセロナが残っていたのはやや意外ですかね。私がロンドンとるのは好みなのですけどね。まあ、私は基本的に逃馬脚質ではないので、バルセロナが実は苦手なのです。谷氏は0$なのでしょうがないですが、やったか氏も2$使ってパリなら納得でしょう。まあ今回は、みなさん企図した国に行けたのではないでしょうかね。(^^;) 少なくとも私は、ともすれば不毛な争いを産み出しがちなパリとハンブルグ(ともに国ではなくプレイヤのことです)から、少しでも距離を置くことができ、ウールも一枚握りしめているので、御満悦でした。(^o^)

  5. 序盤戦
  6. 今回は、このゲームの経験が一番少ないのがジェノアです。ジェノアは隣接国が多い、かつパリが序盤はアグレッシブにくるので、上手な外交上のやりとりが必要なのですが、ちょっと荷が重かったかなあ。こういう時は、ベテランの隣国のみなさんのフォローを期待しましょう。え。私ですか。私はほらロンドンだから遠いし。(^^;) ベニスは、クロースをとってストーンをジェノアに譲り、バルセロナもモンペリエ・マルセイユ間で紛争が起こらないように、国境線を定めました。偉い。残る問題はパリなのですが…。やはり、パリはジェノアにリヨンを譲るように要求してきました。ジェノアは、無条件にこれを譲る必要はさらさらないので拒絶しますが、パリもなかなか譲りません。よくある計算なのですが、パリは首都入札に2$費やしており、かつまず間違いなくキャラバン(20$)が必要になる。よって、稼動可能トークンは18(40−2−20)です。また、ジェノアがほぼ間違いなくパリより順番は先にくるので、リヨンを渡すまいとすれば、それは可能なわけですね。パリとしても数少ない1ターン目のトークンを競争に使うほどの余裕はないでしょう。ただまあ、パリは2ターン目以降他国に攻め込む必要があるため、ここで恩を売っておくことも悪くはないですね。ここら辺がジェノアの分岐点でしょう。結局、強硬に主張するパリに折れて、リヨンはパリがとることになります。代償は、好感度アップかな。(^^;) まあ、パリは、この恩義を報いジェノアに攻め込むプライオリティを最後にするはずです。、老獪な(ずるいとも言う)ハンブルグは、ジェノアがパリとの交渉を完了するのを見てから、じっくりパリと交渉を始めます。ハンブルグにとってパリがリヨンに廻す4トークンが他のところに行くのは好もしくありません。ハンブルグはパリにクロースを2都市要求。パリもこれでメタルが2都市になるので、互いに利のある交渉ですね。(^^;) しかし、パリとハンブルグが仲良くしているのは、私にとっては意外でした。(もう少し揉めろとか思っていなくもありませんでした) さて、交渉順からいくとロンドンは、パリにサンマルを貸してもらうことになり、ハンブルグとはアムステルダムのトークン配置と、メタルとティンバーを交換を約束します。偉い。←自分で褒めるな。(^^;) 第1ターンの行き違いは後々の災いです。慎重のうえにも慎重を期しましょう。勝つためにここでの出遅れはまず避けなくてはなりませんね。

    さて、プレイ開始。みな約束通り拡張します。ただ、ハンブルグはパリが南に向かった分、安心して「陸海共同作戦」を敢行します。これはキャラバンと船を第一ターンに両方購入し、力を溜めて、次ターン以降に大きな伸びを見込む作戦です。パリは、18トークンなので無事にバルセロナが拡張ボーナスをとり、次のターンは十字軍をプレイしたハンブルグが拡張ボーナスをとります。うーん。なかなかいい展開です。第二ターン。折りよくクロースがショーティジになり、ベニスがクロースワインのカードをプレイして、クロース組(ベニス、ハンブルグ、ジェノア)は幸せになります。また、ウールもちゃんとプレイされて、ウール同盟(ロンドン、バルセロナ)も幸せになります。ベニスはお得なリーダ、セントベネディクトをプレイしますが意外に諸侯にお金がはいったため、みんなに使われてしまいます。(こんなに商品カードが廻るならいくらか防御に乗せておくんだった:近藤ベニス候談) まあ、神ならぬ身、ここいらへんは難しいところなのですよね。しかし、当然幸せなことばかりではありません。みんなが不幸のカードを回転させたため、全員のミザリーが上昇。次のターンには早くもミザリーがブルーゾーンからはみ出す国が続出します。文明では、パリがうまくウォルターのカードを殿堂に入れ、皆に先駆けてオーバーランドイーストを取得。拡張のきっかけにします。この勢いで第三ターンには大型船を取得、唯一探検の文明を2つ取得します。シャルルマーニュはバルセロナがプレイ、ウールで得た資金で民族主義を手に入れます。

  7. 中盤戦
  8. 第2エポック。ミザリーが高くなったため、諸侯とも恐れて、不幸のカードを握り潰しにかかります。商品カードはそこそこ出ました。クロースはよく回転し、まずはベニスが黒海の過半も制しトップに立ちます。差はまだそんなにありません。けれど衆目の一致するところまずは黒海(高額商品産地が多い)に入れる国は限られています。同様にパレスティナに勢力を張る十字軍ハンブルグは、展開が荒れるのを警戒し、免罪符の購入を見送ろうと画策します。免罪符を買えば展開が荒れ、現行有利なはずが有利でなくなるかもしれません。このあたりの読みはさすが今やチャンプ(第一回1890日本選手権者)と呼ばれる谷氏です。偉い。さらに、今回はやったか氏のパリと全く揉め事を起こしていません。(それどころか以心伝心、パリがパーパルデクリーで探検ではなく宗教の取得を禁止したことを高く評価します) 偉い。パリは唯一、オーバーランドイーストと大型船をもっているというアドバンテージを生かさなくてはならないです。このようなプレイヤが多々でることは、マルチゲームの将来を明るくすることでしょう。いやあ、素晴らしい。おっと話が逸れました。(^^;) もしこのターン宗教禁止にしなかったら、少なくとも私は、免罪符を買ったでしょう。(^^;) やったか氏には私の考えが逐一読まれているようです。(もっとも私がいつも同じ手をやっているので熟知されているというのが正しいかもしれませんね) さあ、パリは、いち早く手に入れた先述の探検の文明で大きく版図を伸ばします。また、バルセロナは得意の「2と書いてあるのが悪い攻撃」で、さりげなくティンバーを集め、2枚のティンバーカードで大もうけ。一方、ロンドンはこの展開だとミザリーが勝負の行方を左右すると見て、ウールのカードで安い文明を買い集め、ミザリーの軽減にいそしみます。今ならミザリー軽減は比較的容易ですが、さらに悪化すると回復がままならなくるとみました。第4ターン、ここまで比較的平穏であった分、大きくゲームが動きます。まず、追走してくるロンドンに向かって、ガンパウダーを使ってウォー。民族主義も有ったので+2修正で圧倒的に有利だったのですが出目が悪く負け。雨で火薬がしけってたのかな。(これで負けるんだものなあ:近藤ベニス候談) うまくいかないものです。さらにもう一発ロンドンにシビルウォー。ロンドンもがお返しに、ベニスに向かってアルケミストゴールド。(クロスカウンターみたいですね) ここで両国の勢いが減殺され、混戦模様になります。すかさず、ハンブルグが免罪符を買います。さすが蛮族と呼ばれる谷氏です。偉い。バルセロナ以外の他の諸侯も追随し、あおりを食って、ジェノアのトークンが無くなってしまいます。(こんなに早く免罪符を買うのですか:新高ジェノア大公談) (いやあ、蛮族として一つの礼儀でしょう:谷ハンブルグ公談) さすがです。前の2国に現金のない今が抜き去るチャンスです。現にこのターンはベニスもロンドンも免罪符しか買えませんでした。パリはリーダーカードの引きがいいらしく、またもリーダーを殿堂入りさせて、文明で対抗します。ハンブルグと争わず、じわじわと差を詰めにかかります。さらにパリと蛮族同盟などを結成してこれまでのプレイが嘘のように、谷氏と争いません。「バンゾク、バンゾク、トモダチ」 やったか氏は着実に上達しています。いやあ、マルチゲームの将来は明るい。(^^;) おっと話が逸れました。バルセロナは先述の通り材木問屋として大もうけをし、ウールの回転も利用してこれも上昇してきます。苦しむロンドンは、稼動トークンが無くなっているジェノアを情け容赦なく攻撃し、失地回復を図ります。もちろんミザリーも一生懸命改善に努めています。最も都市数の多いベニスは、次のターン大聖堂を買って反攻にかかります。ロンドンはやっと引いてきたグーテンベルグをうまく使って金を稼ぎ、そのお金で大聖堂を買います。1ターン遅れた両国はこれで何とか反攻に賭けます。

  9. 終盤戦
  10. さて、少々集中力のきれてきたジェノアを大聖堂コンビが更に削ります。これらがジェノアには最も辛かったと思います。ここいらへんは情けをかけたい気持ちが有るのですが、そこはそれ、その、なんですな。そうそう、イングランドとしては、ジェノアを叩くのを反対したのですが、スコットランドの連中が勝手にやったんです。はい。(^^;) ベニス、パリ、ハンブルグは、既にインスティテューショナルリサーチを買い、公民系の文明でも優位に立ちます。対抗するロンドンは、第6ターン、エンリケ航海王子とマルコポーロを用いて、再び現金を得、物理法則や外洋航海を買い一気に集団から抜け出そうとします。インドに東インド会社を設立。更にこれまでウール同盟と称して攻撃してこなかったバルセロナに奇襲をかけ、スパイスを奪って儲けます。(もっともイングランドはこういう卑怯な方法に反対したのですがウェールズが勝手にやったんです) 文明も2段階そろいました。この時点でミザリーも含めて、ロンドンがトップに立ちます。次のターン。ロンドンを待っていたのは、「袋叩き」でした。(^^;) やったかパリ伯の檄が飛びます。「諸侯よ、ロンドンを誅せよ」 メタルで逆襲を狙う蛮族同盟盟主ハンブルグを先頭に、ロンドンの領土が次々に奪われていきます。更に勢いに乗ったジェノア以外の諸侯が次々に栄光のグレートブリテン島に上陸を敢行。一時は軽く100以上有った収入が見る見る減っていきます。ただ、今回ついていたのは、他の諸侯が東インドを叩き上昇すべく外洋に出ようとした第7ターンにベニスのコロンブスやハンブルグのイブンマジッドがロンドンのパーパルデクリーで、骨抜きにされてしまった(探検文明取得禁止)ことです。

  11. 最終ターン及びカードプレイ
  12. 領土は殆どないロンドンでしたが、最後にレオナルドダヴィンチを使って、諸侯が探検を買うはずだった金を吸い上げ、更に利息利潤やルネッサンスなどを買い増して、文明とミザリーで300点近い差をつけゴールが見えるところまできました。(わーい)(^o^) ゴールドで儲けた後、国内の領土はロンドン以外無くなりましたが文明点は減らないし、ミザリーは1人ブルーゾーンなので3つ以上回復するため追いつかないのです。やや集中力を無くしてきたベニスがシルクを出して儲ける予定のところでプレイミスをしてしまい(これは近藤氏らしからぬミスでした)、ジェノアは乾坤一擲ウォーを仕掛けますが、のらくらとロンドンにかわされてしまいます。最後にハンブルグがバルセロナとロンドンの首都に特攻(勝利)をかけ、イタリア半島にパリがブラックデス。見せ場を作りました。最終ターンに残っていた首都は、ハンブルグ、パリの蛮族同盟(だけ)でした。(^^;) 最終カードプレイも、残っているのがワインとウールだけのため、ロンドンの勝利が決定しました。TTBロンドン2011、近藤バルセロナ1708、西山バルセロナ1542、谷ハンブルグ1428、やったかパリ1194、新高ジェノア750。

  13. エピローグ

今回は、4枚きたリーダーカードとパーパルデクリーの力で辛うじて逃げ切りましたが少々先頭に立つのが早かったように思います。第7ターンで終わる目算だったのですが、読みが外れ、1ターン余計に有り、最後はロンドンも陥落して、都市は北アメリカだけにされてしまいました。(;^^A ああ、危ない危ない。まあこれからはアメリカの建国にいそしみたいと思います。

ゲーム時間、約8時間。 ジェノアにとってはきつい展開だったと思います。誠に申し訳ありません。あとはゲーム慣れだと思いますので、よければ、また懲りずにお相手ください。そうそう、新しい勝利条件が加わりました。谷氏やったか氏は、「パーティを組んで生き残れば勝利」というものです。これを「本当に勝利条件とみなすかはみなさんの自由ですが、お二人の上達ぶりを見るにつけ、マルチゲームの将来は明るい。と思わずにはいられません。

リプレイは久しぶりです。また、ご意見、ご感想、叱咤激励などありましたらメールや掲示板にお願いいたします。さて、次のリプレイは有るかな。(^^;) 本当に需要はあるのかな。まあ個人的には、サクラ通信インターネット版ぐらいのペースで更新できればいいのかな。あれだと数年に一度くらいだし。(^^;)\(--;) 「あ、いててて、いや冗談ですよ冗談」、(このくそおやじが!:泉さんサクラ会世話人談) (声が上ずりながら)それでは、みなさん、お体に気をつけて、またお会いしましょう。本日はこれにて、さようなら。(^o^)/~


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