ビッグチーズ(CHEEPASS)


 まさか私が Cheepass Games 製ゲームのレビューを書くことになるとは。世の中わからないものです。(^o^)

 コンポーネントは、このブランドのゲームをひとつでもお持ちならよくわかるでしょうが、非常にチーブ(安っぽい)です。(^^;) 袋入り、白黒印刷のカード一組(だけ)がこの製品全てです。

 まあ、お持ちでないかたのために少し補足しますと、この会社は、購入者の負担を少しでも軽くして、面白いゲームをより広く遊んで欲しいがため、わざと安っぽいコンポーネントにしている。そして価格を抑えている。と、私は信じています。(^^;) 本当のところは知りませんよ。

 前置きが長くなりました。このゲームでは、一組のカードの一番上をめくり、それを競り落とすことでゲームを進行します。各々最初に10枚のチップを持っているので、何枚を賭けるかを宣言します。最も大きな数字を言った人がそのカードを競り落とします。カードには2、4、6、8、10、12、20の数字を書いたものと「ビッグチーズ」及び「ベト」の特殊カードがあります。

 競り落としたカードは競り落とした数のチップを上に乗せて手元に置きます。しかし、それでは、チップがすぐなくなってしまいます。(^^;) だもんで、チップは誰かがカードを競り落としたときに、カードの上にあるチップから手元に一枚帰ってきます。もし競りおとしたカードが複数あれば、1回の競りで複数返ってきます。

 どんどんカードの上に乗せていたチップが減り、それが0枚になったとき得点を得ることができます。これが数字カードです。私はオプションルールを使っているのでそのルールに基づきますと、例えば20のカードの上にチップがなくなったら、20面体ダイスを1回ふれます。出た目が得点です。12のカードは、12面体、10のカードは10面体……というふうになります。こうやってダイスを振って点数を足していき、先に40点をとった人が勝利です。簡単ですね。(6面体ダイスのみを使うのが基本ルール)

 つまり、単純に言うと、20面体ダイスを2回振ってどちらも20出せばいいんですよ。(20面体で2回連続で1だった人なら見たことがある) まあ、難しいでしょうが。(^^;) 特殊カードも「ビッグチーズ」がダイスの振り直し、「ベト」がその回の競りをなかったものにするというものですが、こちらも上にチップが残っているうちは使えません。このようにルールは非常に単純で、いったい何が面白いんだと言われそうですが。面白いです。(^^;)

 まず競りですが。当然少ない値段で競り落としたいです。また、できるだけ数字の高いカードを競り落としたいです。もちろん、そのようなことは当然他のプレイヤーも考えています。(;^^) 誰が何枚残しているか、このカードを落として間に合うのかなどジレンマはたくさんあります。次にせっかく見通しを立ていても、カードの運によっては、たくさんチップがあるのに2のカードしか出てこないとか言う側面もあり、読みだけでも勝てません。

 最後に、結局ダイスでいい目を出さないと勝てません。ついつい気合がはいります。ダイス振ることを幸せと感じる方にも堪能して頂けます。短時間で終わり、値段600円台の割に非常にエキサイティングなゲームで私からはお勧めです。(^o^)

 あまり持ち上げ過ぎてもあれなので、難点も書いておきましょう。TTBに騙されたなんて言われてはかないません。(^^;) まず、ここに出てくるダイスやチップは「CHEEPASSですから当然」ついていません。というかゲーム単体を買っただけで遊べる CHEEPASS のゲームは、まずありません。(^o^) またコンポーネントは先に述べたように非常に見栄えが悪いです。

 それでも、なんでも私は面白いと思います。もし、機会がありましたら遊んでみることを勧めるよいゲームだとは申しあげておきます。


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