囲碁


個人的には、これ以上抽象化できない限界まで、抽象化が進んだゲームであると思います。なにせ、ゲームトークンは何の区別のない白石と黒石だけ、ルールも大変少なく、白と黒が交互に打つ。自分の打番にパスが自由にできる、石は盤面の交差点に置かなくてはならない。既にある石の上に石は置けない。打ってはいけない場所がある。白、黒相方のパスが連続した時点で終わりにする。終了時に、領土の多い方が勝ち。くらいかな。(劫等は除く)

とにかく、抽象的すぎて下手なボードゲームよりも初心者が何をして良いか判らないゲームです。TTBは、戦略の幅が広く、深いこのゲームが大好きですが、ちょっと最初は、「自分自身で戦略を考える段階」まで達するのに苦労がいるゲームとも思います。

偶然、交渉の余地が全くなく、非情に徹して打着できるので会話の苦手な私には都合のよいゲームですが、あまり「一般受け」は期待できないと思います。

アブストラクトゲームの中では、導入時の困難さによって、子供たちには、まず、オセロを教え、次に将棋を教えています。いずれ教えることになるでしょうがね。(いや、教えないかもしれないなあ)

最近では日本棋院などで募集した、盤、石を使ったゲームに『マジカルブランチ』など面白いものもあるので、是非、トライしてください。


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