（悪役の手下）「殿、国王陛下のご容体かなり悪いようでございます。ご逝去の暁にはいよいよ殿の天下にございまするな」

（悪役の大公）「む。そうなればよいがの。ちと邪魔な輩もおるので、楽観はできんの」

というゲームです。（いてぇ。ものを投げないで）（＾＾；）

で、もう少し説明します。プレイヤー（４人がベスト）は、病で死に瀕している国王の家来の大公になってもらいます。（別に悪役でなくていいです）国王の跡目をめぐって、競争相手よりも国王逝去時点で多くの勝利ポイントを獲得していたプレイヤーが晴れて国王の跡目になることができます。

勝利ポイントを得るためには、自分の領土を拡張し他国の領土を削減する、重要拠点（城、鉱山）をおさえる、カードで勝利ポイントのアップを使う、等です。勝利ポイントは盤上の周囲を回るタイプなので、途中のトップは一目瞭然で、当然トップは邪魔されやすいです。（^o^）

注意して欲しいのは領土の拡張などによって一旦ポイントを獲得しても、以降領土に、他プレイヤーから侵入されれば、勝利ポイントがどんどん後戻りしてくことです。(**)

もう一点はゲーム中、自分の手番に何らかのアクションをおこす場合にはランダムに登場するカードに描かれた行動を入札する必要があるということです。

自分一人があるアクションにビッドした場合は、問題無くその行動ができますが、一枚のカードには３つのアクションしか描いてないので、４人の場合必ず１つは競合状態になります。その入札にお金が必要ですが、お金は領土と同様、いくら最後まで持っていても勝利ポイントにはならないので、どこで勝負を賭けるかの見極めが大切です。

初期配置などが一寸面倒ですがそれを割り引いても、プレイ時間が手ごろ(１時間くらい)で、戦略性が高く、じっくり楽しめるゲームです。